
安達太良山縦走(安達太良山 標高1、700 箕輪山 標高1,728 鬼面山 標高1,481)

2010年6月16日(水)天候曇り 気温15度 17日(木)天候晴れ 気温20度
〇山行記録 所要時間 1日目2時間20分 2日目7時間20分 コース(奥岳~野地温泉)1日目 奥岳登山口ー勢至平ーくろがね小屋 2日目 くろがね小屋ー峰の辻ー牛の背ー安達太良山ー牛の背ー馬の背ー鉄山ー箕輪山ー鬼面山ー野地温泉登山口
今回は安達太良山連峰縦走ツアーの登山に参加した。早朝6時、青森アスパム前を出発し浪岡道の駅、弘前駅城東口に立ち寄り東北道から福島県二本松ICを降りて奥岳登山口を目指した。出発時の青森は雨、バスの中でなんとか晴れてくれないかいとの祈り通じたのか、登山口到着の頃は雨もあがった。さっそく雨対策も充分に身支度を整え、いつものように充分なストレッチの後、13時45分登山開始した。この登山口はスキー場がありゴンドラで薬師岳迄登るこができるが、我々はスキー場脇から通称馬車道でくろがね小屋を目指した。ここでは江戸時代硫黄採掘がされていて硫黄を馬車で運搬した道とのことで「馬車道」呼ばれてたと聞いた。又、何度も横切る恰好で「旧登山道」も見られたが、今ではあまり通る登山者もなく、非常に険しいため比較的楽な馬車道を選んだ。勢至平・峰の辻分岐のレンゲツツジ、登山道沿いのイワカガミ等々の花や、突然登場した「蛇」に驚いて、カメラに収めた。風の強い中を明日の天気を心配しながら登っているうち16時05分、今日の宿泊先「くろがね小屋」に到着した。岳温泉の湯元という温泉にゆったり浸かり、夕食は400円の缶ビールと定番のカレーライス(おかわり1回あり)でお腹を満たし早い床に着いた。
2日目、昨晩は暴風雨が凄く今日の山行きを心配したが、起床した朝4時頃は雨は収るも、強い風はやはり残っていた。しかし「ご来光」は撮影することができた。5時クジラ(缶詰)と海苔と半熟玉子に具沢山のみそ汁の朝食を食し、5時35分強い風とガスの中、山小屋を出発した。登り始めから急登で荒れた道が続く、6時30分牛の背からは強い風に行く手を阻まれる格好で進んだ。7時15分標識のある安達太良山頂に到着、ここからさらに本当の山頂「乳首」へ登った。山頂から360度眺望が望めるが生憎雲が多い、辛抱強く晴れ間狙い見え隠れする磐梯山等を撮影することができた。記念撮影、集合写真等して暫く滞在し7時50分出発、牛の背を戻り、沼の平の噴火口を巡りながら馬の背の火山性の赤土を登る。ここも風が強いが、ガスで見え隠れするミネズオウの小さな白い花やイワカガミで造られた「自然の坪庭」に感動した。8時35分鉄山到着、鉄山避難小屋から箕輪山の急登をゆっくりと登り10時丁度箕輪山1,723m山頂到着した。箕輪山から鬼面山への急坂は大変、泥濘やササ藪で、昨年挑戦した南八甲田のようであった。スリップや尻もちをつきながら下るうち、案の定、足を痛めて降りれない同行登山者が一人出たと連絡が入り、箕輪山、鬼面山の鞍部で後続を待った。妻(楓婆)の話では昨晩一睡もせず不調を訴えていた女性がいたという、やはり遅れたのはその女性、山小屋泊まりが未経験とのことで山での体調自己管理の徹底を思い知らされた。手当の後、1名のガイドさんの同行でゆっくり下山することとし、我々は登山を再開した。岩の多い急登りを歩を進め、11時55分鬼面山山頂へ、その後展望の良い下山道を下った。レンゲツツジが咲く平坦な台地から右に折れ12時55分野地温泉登山口に到着した。後続の同行登山者もガイドさんもやがて到着、全員が拍手で出迎えた。
野地温泉ホテルで少し遅めの昼食と泉質の良い露天風呂で充分に疲れを癒し、風呂上がりのビールで喉を潤し帰路のバスに乗り込んだ。バスは東北道から弘前駅城東口、浪岡道の駅を経由して、私と妻は西バイパス(新青森駅付近で)降車し、遅めの夕食のラーメンを食してから帰宅した。