~第3回「あおもり検定上級」を受験して~
9月30日10時、受験開始の合図で、問題用紙の1ページを開くと最初の問題・・・
そうくるか!!
問題1
白神山地の西麓に位置する松浦山には白い岩肌の崩落断崖がそびえ立っており、ここを訪れた探検家によって日本キャニオンと命名されたといわれる。探検家の名前を漢字で記入しなさい。
(正解 は下記に)
上級試験も3回目となると、メジャーな問題は出し尽くされたのか、全般に過去問題
からの出題はやはり少ない。この傾向はいつまでも続くとは考えられないが、出題者
の苦心が伺える。テキストを開いたのが受験日4ヶ月前と余り時間がなかったことで、
過去問題を解くことに傾倒した。そして、その項目から出題予想(山勘を信じて)を
して集中的に頭に叩き込んだ。間違いなく自分の勉強方法に間違いがあることは否め
なく、高得点を得られなかった原因である。もっと早くスタートしていればと悔やん
でいる。また、公式テキストブックが2007年作成当時のままと古く、テキスト以
外のタイムリーな問題の傾向が掴めなかった。
〇記述式問題(50問50点)
上級問題の50問から一部(14問)を略文で抜粋してみました。挑戦してみてください
問題1 日本キャニオンを命名した探検家はだれか漢字で
問題9 鎌倉時代末期に安東一族の間で起きた「内紛」はなんと呼ばれたか
問題14 八戸ポータルミュージアムの「愛称」はひらがな三文字で(タイムリー問題)
問題16 駒っこランドの馬の歴史・資料を収蔵・展示している「施設名」を漢字三文字で
問題17 六ヶ所村のナガイモを利用した「焼酎の名称」を漢字で(タイムリー問題)
問題18 青森空港に新たに参入した名古屋便の「航空会社」は(タイムリー問題)
問題25 太宰治の文学碑「選ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」の一節は「誰の詩」か
問題26 阿倍比羅夫が東北経営として行った「一大事業」は何か漢字で
問題33 種差海岸の景色を描いた東山魁夷の「代表作」は
問題37 おいらせ町にある自由の女神が建てられている「公園名」は
問題38 羽仁もと子が創刊した婦人の友の「スローガン」は
問題40 「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」に新たに追加される、弘前市岩木山東麓にある「遺跡名」を漢字で(タイムリー問題)
問題43 戦場カメラマン沢田教一がピュリツァー賞で受賞した「作品名」は
問題46 白神山地ビジターセンターにある「超大型映像システムの名称」をカタカナで
どうでしょう・・・(自分はここの問題14問中8問が不正解×でした)
解答
問題1 (岸衛) 問題9(津軽大乱) 問題14(はっち)
問題16(称徳館)× 問題17(六趣)×
問題18(フジドリームエアラインズ) ズをつけず× 問題25(ベルレーヌ)×
問題26(北征)× 問題33(道) 問題37(いちょう公園)×
問題38(思想しつつ生活しつつ)× 問題40(大森勝山遺跡)
問題43(安全への逃避) 問題46(アイマックス)×
〇短文記述問題(7問⇒5問選択・5問50点)
次の問題A~Gの7問の中から、5問を選択して答えなさい。答案用紙にはそれぞれ選択した問題を○印で囲み、マス目の中に答えを記入しなさい。(※数字は1字1マスとする)
問題A
16~17世紀は全国的に大規模な新田開発が行われたが、弘前藩と盛岡藩の状況について、次の語句をすべて用いて140字以上160字以内で説明しなさい。
[語句] 4代藩主 約8割 湿地帯 植林 「諸子知行新田」
問題B
ねぶたの由来には様々な説があるが、あおもり検定公式テキストブックにおいて紹介している3つの説を次の語句をすべて用いて120字以上140字以内で記述しなさい。
[語句] 津軽為信 けがれ 灯籠 蝦夷征伐 笛・太鼓
問題C
青森県の方言の特徴について、次の語句をすべて用いて100字以上120字以内で記述
しなさい。
[語句] 津軽弁 下北弁 関西や北陸 語調や抑揚 中間の特色
問題D
「さしこ」について、140字以上160字以内で記述しなさい
[語句] 麻 保温と補強 晴れ着 赤・黄・紺・紫などの毛糸 こぎん
問題E
八戸出身の三浦哲郎の足跡について、次の語句をすべて用いて100字以上120字以内で記述しなさい
[語句] 大学 井伏鱒二 芥川賞 拳銃と十五の短編 八戸市公会堂
問題F
寒立馬について、次の語句をすべて用いて80字以上100字以内で記述しなさい。
[語句] 灯台 南部馬 仏ブルトン種 骨格・筋肉 9頭
問題G
1975年3月に指定された、津軽国定公園の概要について、次の語句を用いて100字以上120字以内で説明しなさい
[語句] 大間越海岸 津軽半島北端 岩木山や白神山地 33
高層湿原植物群
最初の問題A「新田開発」でつまずいた。途中まで書きあげたが文章がつながらない。
あきらめて消しゴムで消し(タイムロス)、問題Bに取り組んだ。問題B「ねぶた」は
得意問題、問題C「方言」も勉強している。問題D「さしこ」と問題E「三浦哲郎」はと
りあえずパスして、問題F「寒立馬」問題Gの「津軽国定公園」は予想的中なんとか書
き上げた。さてもう一問、時間がない。残り3問のうち最後は問題E「三浦哲郎」に取
り組んだ。悪戦苦闘の末、タイムアップと同時にとりあえず書き上げたが字数不足でした
ここで何点減点されるか。(合格ラインは80点)自己採点で”ぎりぎり”・・・
今回の受験に役立ったのは、ボランティアで参加している「あおもり街てく」や「NEBUT覚さま」で自分なりに作成した資料をいつも持ち歩き、常に読み返していたことにある。それらに関連する問題には自信があった。結果、ぎりぎりのラインでどうにか「合格」ということで正直に嬉しい。初級、中級、上級と3枚の「合格証」は自分の宝物です。小さな「自慢」になりました。